著者ならびにその著作権継承者の皆様へ
「琉大史学」掲載論文の電子化・ネットワーク公開に関わる著作権処理についてのお知らせ
1.「琉大史学]に掲載された論文の電子化・ネットワーク公開について
琉球大学では、大学の枠を越えた地域の学術研究の振興支援という主旨から、県内の教育研究機関、 自治体、あるいは学術協会から発行されている紀要類等を、「沖縄地域学リポジトリ」(本学附属図書館に開設)という名称の電子アーカイブ(http://okinawa-repo.lib.u-ryukyu.ac.jp/index.jsp?lang=ja)として保存し、インターネットを介して一般にも公開する事業を行っております。
琉球大学史学会におきましても、本学会発行の「琉大史学」に掲載された研究論文を沖縄地域学リポジトリに保存し、ネットワークを介して世界に公開することは、「琉大史学」著者および琉球大学史学会会員の皆様の研究業績を国内外に広く知ってもらうことにつながり有意義であると考え、本学会発行の「琉大史学」を沖縄地域学リポジトリに提供し、保存・公開してもらうことを、2016年12月の総会にて決議しました。この決議にそって、著作権の譲渡がなされている論文については、逐次電子化・ネットワーク公開に向けて、作業をすすめてまいります。
なお、本会は、2015年11月より、会員制に移行しました。琉球大学史学会会員の会費で成立している本学会誌の性質上、会員各位の不利益にならないように、最新号については本リポジトリ上で公開はせず、一定期間をおいて公開することにいたしました。
2.著作権の譲渡がなされていない掲載論文の取り扱いについて
本リポジトリ上での「琉大史学」掲載論文の公開にあたり、 第17号(2015年発行) 以降の論文等については、著作権を編集委員会に譲渡していただいておりますので、支障なく手続きをすすめることができます。しかしながら、第16号(1989年発行)以前の「琉大史学」につきましては、著者の皆様から本編集委員会への著作権の譲渡手続きはなされておりません。
琉球大学史学会事務局といたしましては、 本会が沖縄県の歴史研究・教育面で果たしてきた役割を広く社会に再認識していただくという観点から、又、沖縄県での史学史的価値の観点から、著作権譲渡がなされる以前の掲載論文等につきましても、可能な限り本リポジトリ上で公開いたしたいと存じます。
論文著者の皆様におかれましては、知的財産を未来に残すという観点から、掲載論文を電子化することにご賛同いただけるものと考えております。 そのためには、第16号(1989年発行)以前以前の掲載論文の全ての著者の皆様からも著作権の利用許諾をいただく必要があります。しかしながら、実務遂行上困難な点が多々あると想像されますので、本件に関わる権利処理については下記のとおりにいたしたいと存じます。該当される関係者の皆様は、琉球大学史学会事務局にご連絡賜りますようお願い申し上げます。
記
「琉大史学」の第16号(1989年発行)以前に掲載された著者ならびにその著作権継承者の皆様に、以下の点のご確認とご了解をいただきますようお願い申し上げます。
(1)著作権の帰属そのものには変更はありません。事務局に譲渡するものではなく著者等の皆様の権利に変化はございません。
(2)第16号(1989年発行)以前の「琉大史学」について、その紙面を電子的に複製し、 データベース化する(複製権の利用)ことを事務局に許可する。
(3)電子化したものは、琉球大学が管理運用する沖縄地域学リポジトリを通じネットワークを介して公開する(公衆送信権の利用)ことを編集委員会に許可する。
上記、(2)と(3)について、 ご異議やご質問がございます場合は、 2017年9月末日まで下記連絡先へご連絡賜りますよう、お願い申し上げます。特にご異議の申し出がない場合、許諾を頂いたものとして処理させていただきます。ご理解を賜りますよう、お願い申し上げます。
なお、今回は2017年9月末日を期限として、著作権の譲渡がなされていない論文のネットワーク公開の準備に入らせていただきますが、それ以降、個別に公開の諾否についてお申し出頂きましても、対応させていただきます。 又、著作権の譲渡が行われ、すでにリポジトリ上で公開された論文について、著者あるいは著作権継承者の方からの削除のお申し出があった場合には、削除手続きを取らせていただきます。
2017年6月30日
琉球大学史学会 会 長 豊見山和行
連絡先:琉球大学史学会事務局(担当:我部)
ryudaishigakukai[ ]gmail.com
*[ ]をアットマークに置き換えてください。