「琉球大学史学会」の一時休会について

 

 琉球大学史学会は、沖縄や沖縄に関係する地域を研究する方々の学問的な発展と交流を目的とする学会です。これまで歴史学・人類学・考古学・民俗学・歴史教育などを中心とする領域を研究する者が集まり大会やシンポジウム・研究会を開催してきました。

 本学会は、1967年8月13日、琉球大学史学科の卒業生を中心に、「歴史研究の成果を高め、併せて会員相互の親睦を図ることを目的」として結成しました。その後、主として琉球大学に所属する沖縄の歴史や文化に関わる研究者・学生の研究成果の発表の場として運営してきました。近年では、奄美大島や宮古島で大会を開催し、また機関誌『琉大史学』の復刊や会費制を導入するなど、本会を発展的に継承していけるようなさまざまな取り組みを行ってまいりました。学会の活動および果たしてきた役割については、会員のみなさまも周知のことと思います。

 しかしながら、これまでの琉球大学における史学科の改組や近年の法文学部の再編、あわせて事務局・会員の所属の多様化などにより、学会を取り巻く状況は大きく変化し、現在の学会名では本会が目的とする役割を十分に体現しがたい状況も生まれてきました。なにより、「沖縄や沖縄に関係する地域を研究する多様な領域の研究成果の発表と交流の推進」という本会の趣旨と近年の実績からみても、学会名がそぐわなくなってきたと感じられるようになってきたところです。

 そのため、「琉球大学史学会」の名称変更を会員に諮りました。この提案に対して、会員から多くの案をいただきましたが、名称変更により、琉球大学を冠しながら活動してきた意義やこれまで果たしてきた役割を軽視ないし無視することになってしまうのではないか、「琉球大学史学会」という名称が永久に消失してしまうのではないか、という憂慮やご意見も頂戴致しました。

 そこで本会事務局では、本会の趣旨に賛同する人々がより幅広く集い、これまで積み重ねてきた現「琉球大学史学会」の役割を発展的に継承していけるよう、「琉球大学史学会」の活動を一時的に「休会」とし、その上で現状に適合し、より一層、飛躍・発展するための新しい会の発足を別途に企図したいと考えました。そこで、本会活動の「休会」を2017年12月9日に開催された総会にて諮ったところ、提案通り議決されました。

 つきまして、琉球大学史学会は2018年に50年の節目をもって一時「休会」となり、いつか時宜を得た際にあらためて再会することも可能な「休会」状態へと移行することとなりました。

 ただし、総会で審議され確認されましたように、すぐに活動が停止するのではなくいくつかの作業を経て完全な休会状態となりますので、今後の方針について下記のようにご案内いたします。

  ① 本会は2018年度から「休会」となる
  ② 雑誌『琉大史学』の内容を閲覧できるようバックナンバー公開を琉大図書館の沖縄地域学レポジトリにおいて進める
  ③ 50回大会の内容を収録した雑誌『琉大史学』20号の刊行・配布

 本年度から例会や大会の活動は停止となりますが、③までの活動を経て本会は完全な休会となる予定です。

                    琉球大学史学会事務局一同          

 

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